人材開発支援助成金 人材育成支援コース vs リスキリングコースの違いと活用法【中小企業向けガイド】

目次

導入: 人材開発支援助成金の背景と重要性

中小企業の経営者にとって、社員のスキルアップや人材育成は企業成長の鍵ですが、研修には時間とコストがかかります。日本では少子高齢化による人手不足が深刻化し、一人ひとりの生産性向上が求められています。そこで政府は企業の研修費用や研修中の賃金の一部を補助する「人材開発支援助成金」制度を用意し、企業の人材投資を強力に後押ししています。この助成金を活用すれば、社員研修の経費負担を大幅に軽減でき、限られた予算でも戦略的な人材育成が可能になります。

近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)やグリーン化対応など変化の波に乗り遅れないために、国は**「人への投資」促進を掲げて助成金制度を拡充しています。令和5年度(2023年)には制度見直しが行われ、研修のオンライン化(eラーニング)の助成対象化や新コースの創設など利用しやすさが向上しました。特に令和4年度から新設された「事業展開等リスキリング支援コース」は、DXや新規事業進出に伴う人材育成を支援する期間限定の特別コースとして注目を集めています。本記事では、人材開発支援助成金の中でも「人材育成支援コース」「リスキリング(事業展開等リスキリング支援)コース」**に焦点を当て、その違いや上手な活用法を分かりやすく解説します。自社の状況に応じてどちらを使えば効果的かを理解し、助成金を賢く活用した人材戦略につなげましょう。

コース概要比較:人材育成支援コース vs リスキリングコース

まず、人材開発支援助成金における人材育成支援コースリスキリング支援コースそれぞれの概要を比較します。対象となる研修内容、助成率や補助内容、申請要件の主な違いを押さえておきましょう。

対象研修の違い

事業展開等リスキリング支援コース(リスキリングコース): 企業の新たな事業展開やDX推進に伴う人材育成に特化したコースです。令和4年度~8年度(2022~2026年度)の期間限定で設けられており、新規事業の立ち上げや業態転換、デジタル化(DX)、グリーン化(GX)などに必要な専門知識・技能の習得訓練が対象となります。平たく言えば、自社で新しいチャレンジをする際の「学び直し(Reskilling)」研修にフォーカスした助成金です。例えば、製造業の会社がIoT導入に向けてエンジニアにプログラミングを学ばせるケースや、老舗企業がECサイト開設のため従来社員にデジタルマーケティング研修を行う場合など、「新しい事業・技術に対応するための研修」がこのコースに該当します。なお、本コースでは研修の実施前に企業の事業計画と紐付けた**「事業展開等実施計画」**を策定・提出する必要があり、この計画に沿った訓練のみが助成対象となります(後述)

人材育成支援コース: 雇用する従業員に対し、職務に関連した知識・技能を習得させるための職業訓練全般が助成対象です。具体的には、社内外の研修機関で行う業務に直結した講座受講や、厚生労働大臣の認定を受けたOJT(実習併用職業訓練)、さらにパート社員や契約社員など非正規雇用労働者を正社員化するための訓練も含まれます。雇用形態を問わず幅広い人材育成施策に使えるのが特徴です。例えば、営業社員に対する提案力向上研修や、工場スタッフの技能講習、事務社員のITスキル研修など、現行業務のスキルアップ全般に対応しています。

助成率・補助内容の比較

両コースとも、研修にかかった費用(受講料や教材費、講師謝金など)に対する経費助成と、研修中に支払う賃金に対する賃金助成の二本立てで企業を支援します。ただし助成率や上限額に違いがあります。

※賃金要件: 助成金の追加支給を受けるために満たすべき条件の一つで、研修後に平均賃金を一定以上増やすことなどが求められる要件です。人材開発支援助成金では、この賃金要件または同等の資格手当支給要件を満たすことで経費助成率+15%、賃金助成+200円の加算を受けられます。

申請要件・手続きの違い

共通の基本要件として、どちらのコースも助成を受けるには「雇用保険適用事業所であること」「研修前に所定の計画届を提出し認定を受けること」「研修を計画通り適切に実施すること」「労働関連法令を遵守していること」などが求められます。また研修対象となる労働者も、原則として雇用保険被保険者(在職中の社員)である必要があります。非正規社員も対象に含められますが、助成金活用を機に正社員化を予定している場合に限定される点は注意が必要です。

その上で、各コース固有の手続き面の違いは以下の通りです。

助成対象企業の傾向・特徴

人材育成支援コースは、従業員の職能向上に取り組むあらゆる企業が利用できます。その柔軟さから利用企業の業種・規模も様々で、特に中小企業では「社員研修費用を補助してくれる制度」として広く活用されています。従来別々だった一般・特定・特別訓練コースが統合された経緯もあり、小規模事業者から大企業まで研修体系の充実に意欲的な企業が幅広く申請しています。傾向としては、自社で計画的な人材育成プログラムを運用している企業ほど、この助成金を活用して研修コスト削減と社員スキル向上を両立させているようです。また人手不足対策として非正規社員の戦力化や定着を図る企業にも相性が良く、研修を通じた正社員転換で高い助成率を得られることから、人材確保策として利用するケースも増えています。

一方、リスキリング支援コースDXや新規事業に踏み出す企業が主な対象です。具体例として、製造業で生産プロセスのデジタル化に取り組む企業や、サービス業でオンライン事業に乗り出す企業、あるいは環境分野の新事業(GX)に参入する企業などが挙げられます。比較的事業展開の明確なビジョンを持つ企業が多く、助成金を人材育成の軍資金として戦略的に活用している点が特徴です。「最大75%補助」という高い助成率から、中堅規模以上で研修費用も大きくなるプロジェクトでの利用が目立ちますが、もちろん小規模企業でもDX・新事業への挑戦があれば利用可能です。むしろデジタル導入率が低い中小企業こそ積極的に活用すべきとの声もあり、国も本制度を通じて中小企業の構造転換や競争力強化を後押ししています。なお期間限定の特別コースであるため、「今しか使えない」という点も利用を促す大きな動機となっています。現に令和4年の創設以来、「この機会に従業員のデジタルスキルを底上げしたい」とリスキリングコースに挑戦する中小企業が徐々に増加しています。

各コースに向いている企業タイプ・目的・研修例

では具体的に、どのような企業がどちらのコースにマッチするのか、目的や研修内容の例とともに見てみましょう。自社のニーズに合ったコースを選ぶ参考にしてください。

人材育成支援コースに向いている企業・研修例

現状の業務スキルを底上げしたい企業に適したコースです。例えば「社員の基本的なビジネススキルを向上させて生産性を上げたい」「現場リーダーのマネジメント力を強化したい」といったケースで活用できます。特定の新規事業はないものの、既存事業の競争力強化や従業員の成長促進を目的に、人材育成を計画している企業にマッチします。

研修内容の例としては次のようなものがあります:

このように、人材育成支援コースは**「現社員のスキルアップ」全般に広く対応**しています。特に「社員研修をしたいが予算に限りがある…」という中小企業にとって、研修費用の約半分が補填されるメリットは大きく、「これなら実施できそう」と踏み切るきっかけになるでしょう。経営者の方はまず社内の課題を洗い出し、「既存事業の範囲内で必要な研修」があればこのコースの利用を検討してみてください。

リスキリング支援コースに向いている企業・研修例

新たな事業展開やDXに踏み出す企業にうってつけのコースです。目的としては「会社の将来を見据えて社員に新領域の知識・技能を身につけさせたい」「事業転換に伴い社員の役割を大きく変える必要がある」といったケースが想定されます。要するに、「業態変革」や「サービス刷新」のタイミングで従業員のスキルをアップデートするための制度です。

研修例を挙げると次のようになります:

リスキリングコースの魅力は、「挑戦する企業」に対する国からの後押しが非常に手厚いことです。高い助成率のおかげで、専門的で高額になりがちな研修も思い切って導入できますし、研修中の人件費補填で社員を安心して勉強に専念させることができます。その結果、企業としても新事業への円滑な移行が図れ、研修後には即戦力として新たなフィールドで活躍できる人材が社内に残るわけです。「変化に対応できる企業づくり」を目指す中小企業経営者にとって、このリスキリング支援コースは大変心強い制度と言えるでしょう。

TRUSTEP JAPANの研修サービスと助成金活用支援

人材育成や研修の専門企業であるTRUSTEP JAPANは、上記2つの助成金コースを最大限に活用した研修サービスを提供しています。特にAI・DX分野に強みを持ち、eラーニング+カスタマイズ研修を組み合わせた独自のプログラムで、中小企業の人材育成をトータルに支援しています。

AI/DX研修と助成金の親和性

TRUSTEP JAPANが提供する代表的なサービスに「生成AIリスキリング講座」があります。これは生成AI(Generative AI)や業務のデジタル化スキルを学ぶ研修プログラムで、まさにDX推進のためのリスキリング研修に該当します。特徴的なのは、人材開発支援助成金を活用して受講できる設計になっている点です。現在ならリスキリング支援コースを使って**研修費の最大75%(1人当たり上限30万円)の補助を受けることが可能で、非常に低コストで最新AI研修を導入できます。この講座は製造業からサービス業まで様々な業種に対応できる内容で、受講後すぐ現場で使える実践的スキルを習得できるようカリキュラムが組まれています。つまり、「助成金の要件に適合したAI/DX研修」**として、企業のリスキリング支援コース活用を強力にバックアップするサービスなのです。

また、TRUSTEP JAPANの研修は単なる座学に留まりません。eラーニングと対面研修を組み合わせたハイブリッド型を採用し、各企業のニーズに応じてカスタマイズするのが特長です。具体的には、オンラインのeラーニングで基本知識を各自が習得し、週1回程度の集合研修では実践ワークショップや自社課題に即した討議を行うという流れです。例えばAI研修の場合、1ヶ月目にオンラインでAI・DXの基礎知識を学び、週1回の対面研修で生成AIツールの使い方演習2ヶ月目にオンラインで業務効率化事例を学び、対面研修で自社業務へのAI適用ワーク…といった具合に段階的に進めます。このようにeラーニングと実践演習を組み合わせることで、限られた研修時間でも効率よく学習定着を図れ、忙しい社員でも無理なく参加できるよう工夫されています。

こうした柔軟な研修設計は、人材開発支援助成金の要件との相性も良好です。実は人材開発支援助成金では令和4年からeラーニングによる訓練も支給対象と認められており、人材育成支援コース・人への投資促進コース・リスキリング支援コースの3コースでeラーニング研修が活用できます。TRUSTEP JAPANの研修はまさにこの条件を満たす設計となっており、オンライン学習管理システム(LMS)で進捗や出席を管理しつつ、必要に応じて受講証明も発行可能です。※なお、eラーニングの場合は賃金助成の対象外(経費助成のみ)となる点は留意が必要です。そのため、TRUSTEPではオンライン+勤務時間内の集合研修を組み合わせることで、経費と賃金の両面で助成金をフル活用できるよう工夫しています。実際、TRUSTEPのハイブリッド研修は「計画した研修を着実に実施・定着させ、助成金でコストを抑えながら効果を最大化できる」と高く評価されています。

企業ごとのカスタマイズと支援内容

中小企業によって課題や目指す姿は様々です。TRUSTEP JAPANでは経験豊富なコンサルタントが各社の現状を丁寧にヒアリングし、研修計画の策定段階から伴走支援します。研修カリキュラムもテンプレートを押し付けるのではなく、「AI活用と言ってもこの会社ではまずExcelの自動化から始めよう」「この現場ではQC(品質管理)の基礎も必要だ」など、一社一社にフィットするよう内容をカスタマイズします。その上で、人材開発支援助成金の計画届作成や申請書類準備についても専門スタッフがサポートし、申請手続きをスムーズに進めます。助成金の制度に精通したプロがついていることで、「要件に合うか分からない」「書類不備で不支給になったらどうしよう」といった不安を取り除き、企業は本来の研修に専念できるのです。

さらに、研修実施後には経営顧問的なフォローも行い、研修で得た知識・スキルが現場で活用され成果に結びつくところまで支援します。例えば、研修後に小規模な社内プロジェクトを設定し、習得スキルを使った業務改善に挑戦してもらい、TRUSTEPのコンサルタントがPDCAを回すサポートをする、といった具合です。このような**「研修の成果定着まで支援」するスタンスは、中小企業にとって非常に心強く、「研修を受けっぱなしにせず実務に落とし込めた」「社内にノウハウが蓄積できた」と好評です。また、TRUSTEPの支援企業では社員研修の充実による定着率向上や業績向上**の実績も多数あり、研修に積極的な企業の約6割が業績向上を実感しているとの調査結果も出ています。こうした成果が得られるのも、助成金を上手に活用して質の高い研修を導入できているからこそと言えるでしょう。

成果が出る導入例(ケーススタディ)

最後に、助成金を活用して研修を導入した成功事例をいくつか紹介します。実際のイメージを掴んでいただき、自社で導入する際の参考にしてください。

ケース1:従業員の底力を引き出し業績アップ(人材育成支援コース)
ある地方の製造業C社(従業員30名)は、慢性的な人手不足を補うため「社員一人ひとりの生産性を高めたい」と考えていました。そこでTRUSTEP JAPANに相談し、まずは社内の業務改善プロジェクトを立ち上げることに。選抜メンバー6名に対し、業務効率化リーダーシップに関する研修プログラム(期間3ヶ月)を実施しました。研修内容はTRUSTEPがカスタマイズし、eラーニングでExcelマクロやデータ分析の基礎を学んだ後、対面研修で実際の業務フロー改善案をチームで討議する形式です。C社はこの研修を人材育成支援コースで申請し、総研修費用80万円のうち約50万円の助成金支給が決定。自己負担は30万円弱に抑えられました。研修後、メンバーが中心となって社内の帳票作成を自動化する施策を実行した結果、月次決算業務にかかる時間が半減し、他の業務に充てられる時間が創出されました。さらに研修を通じて社員の意識改革も進み、自ら課題を見つけ改善提案する風土が芽生えています。「費用の半額を国に支援してもらえたおかげで、躊躇していた研修を思い切って導入できた。結果的に現場の生産性向上に直結し、大きな投資対効果が得られた」とC社長も満足されています。

ケース2:DXプロジェクトを成功に導く社内人材育成(リスキリング支援コース)
都内のサービス業D社(従業員50名)は、新たにデータ分析サービス事業へ乗り出す計画を立てていました。しかし社内にデータサイエンスの知見がなく、「外部から人材を採用するか、自社社員を教育するか」で悩んでいました。コスト面と社風浸透を考え、自社の人材をリスキル(学び直し)させる方針を選択。TRUSTEP JAPANの協力のもと、データサイエンス基礎研修+プロジェクト実践支援のプログラム(6ヶ月)を構築しました。まず営業・企画部門から10名を選抜し、統計学やPythonプログラミングの基礎をeラーニングで学習。その後、週1回の対面研修で自社保有データを使った分析ハンズオンや、新サービス企画のブレストを実施しました。また並行してTRUSTEPのコンサルタントが事業計画策定をサポートし、社員たちが研修の学びを活かして新サービスの試作に取り組むよう伴走しました。D社はこの計画をリスキリング支援コースで申請し、事業計画が承認され研修を実施。総費用300万円の研修でしたが、経費の75%にあたる225万円の助成金と、研修に費やした人件費の一部(1時間あたり1,000円×延べ研修時間)も支給され、自己負担は大幅に軽減されました。研修修了後、受講した社員たちが中心となってデータ分析サービスの試験提供を開始。その結果、既存顧客からの追加受注につながり、新規事業の初年度から黒字化を達成しました。D社の担当役員は「助成金のおかげで社内チャレンジに踏み切れた。社員が自分たちの力で新事業を立ち上げたことは会社にとって大きな財産になった」と述べています。外部採用ではなく社内の人材育成でDXを推進できた好例と言えるでしょう。

導入ステップ・注意点

実際に自社で人材開発支援助成金を活用した研修を導入する際の、大まかなステップと留意点をまとめます。計画から申請、研修実施、助成金受給までの流れを把握し、スムーズな活用を目指しましょう。

助成金活用の基本ステップ

  1. 社内準備・ニーズの明確化: まず自社の人材育成ニーズを洗い出し、研修計画の骨子を考えます。経営課題や事業計画と紐付けて「何のために・誰に・どんな研修を実施するか」を明確にしましょう。助成金要件上、研修目的が不明確だと計画が認められない可能性があります。社内で研修推進責任者(職業能力開発推進者)を選任することも重要です。
  2. 計画書類の作成・提出: 利用するコースに応じて計画書を作成します。人材育成支援コースなら職業訓練実施計画届を、リスキリングコースならそれに加えて事業展開等実施計画を作成します。自社で難しい場合は社労士や研修サービス提供企業(TRUSTEP等)のサポートを受けると安心です。計画書には研修内容・スケジュール・対象者、リスキリングなら事業概要と必要スキルなどを具体的に記載し、研修開始の所定期限前までに管轄の労働局等へ提出します。
  3. 計画の認定・準備: 提出した計画が受理されれば、助成金対象として研修実施のゴーサインが出たことになります。計画に沿って研修教材の手配や講師の確保、社内調整を進めましょう。eラーニングを活用する場合はシステム準備や受講者への案内も必要です(システムが助成金要件に適合しているかも確認しておきます)。労働局から計画について問合せが来ることもあるので、迅速に対応できるよう連絡体制を整えておきます。
  4. 研修の実施: いよいよ計画通りに研修を開始します。研修期間中は出席記録や研修の進捗記録をしっかり残しましょう。集合研修では出席簿や写真、オンライン研修ではログ記録やスクリーンショットなど受講の証拠を求められる場合がありますが、2024年以降ライブ研修のスクリーンショット提出は不要となり事務負担は軽減されています。研修が長期間に及ぶ場合、中間で学習定着度の確認や計画の微調整(必要なら労働局へ変更届提出)を行い、計画通り完遂できるよう管理します。
  5. 研修効果の確認・評価: 研修終了後、受講者に修了テストやアンケートを実施するなど効果測定を行います。人材育成支援コースでは特に職業能力の評価が求められており、研修前後で習得技能を確認することが望ましいです。OJT付き訓練等の場合は実技評価や資格試験結果なども活用しましょう。評価結果は助成金申請書類の一部として報告するケースもあります。
  6. 支給申請手続き: 研修が完了したら、速やかに支給申請書を作成し提出します。申請期限(研修終了後1〜2ヶ月以内など、コースごとに定めあり)を厳守してください。申請書には研修の実施結果、掛かった経費、支払った賃金額などを記載し、証拠書類を添付します。例えば研修受講料の領収書、講師謝金の支払証憑、受講者の出勤簿や賃金台帳、研修カリキュラムや写真など、多岐にわたる書類が必要です。漏れがあると不支給リスクが高まるため、チェックリストに沿って丁寧に準備しましょう。
  7. 助成金の受給: 労働局での審査を経て問題がなければ支給決定通知が届き、指定口座に助成金が振り込まれます。ここまで来れば一連の手続きは完了です。受給後も、計画と異なる運用をしていないか等で監査が入る可能性もありますので、研修に関する記録は一定期間保管しておくと安心です。

導入時の注意点・トラブル防止策

以上のポイントを踏まえれば、助成金活用は決して難しくありません。しっかり準備して臨めば、中小企業でも十分に制度のメリットを享受できるはずです。

まとめとお問い合わせ

社員のスキル向上や人材育成は、「費用がかかるから後回し…」としがちなテーマかもしれません。しかし、国の人材開発支援助成金を上手に活用すれば、研修費用の多くを補填しつつ戦略的な人材投資が可能になります。【人材育成支援コース】と【リスキリング支援コース】の違いを比較してきましたが、それぞれ目的に応じて強みがあります。既存業務の強化には人材育成支援コースで着実にスキルアップを図り、新規事業やDX推進にはリスキリングコースで大胆に社内人材を育成する、といった使い分けが効果的です。いずれの場合も、社員の成長が会社の成長につながり、結果として生産性向上や業績アップという形で跳ね返ってきます。

助成金制度は申請の手間こそありますが、中小企業の皆様にとって活用しない手はありません。本記事をきっかけに「これなら当社でも使えそうだ」「具体的に相談してみよう」と感じていただけたなら幸いです。

TRUSTEP JAPAN株式会社では、AI/DX研修をはじめ各種社員研修の提供から助成金申請支援までワンストップでサポートしています。専門家チームが貴社の課題に寄り添い、助成金を組み合わせた最適な人材育成プランをご提案します。**「相談で終わらない」**実行伴走型の支援で、研修導入から成果創出までしっかりお手伝いいたします。人材育成や助成金活用について少しでも興味をお持ちになりましたら、ぜひお気軽にTRUSTEP JAPANまでお問い合わせください。24時間受付の公式お問い合わせフォームやお電話で、皆様からのご相談をお待ちしております。一緒に貴社の未来を拓く人材戦略を成功させましょう!

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