「コンサルを入れても成果が出ない」原因5つ|結果を出す依頼の仕方とは

「コンサルを入れたのに、売上も利益も変わらない」「資料は立派だが現場が動かない」「毎月の報告で終わってしまう」――そんな悩みは珍しくありません。実は、成果が出ない原因の多くは“コンサルの能力不足”だけではなく、依頼側の設計(目的・体制・契約・会議体・数値の持ち方)にあります。本記事では「コンサルを入れても成果が出ない」代表的な原因5つを軸に、結果を出す依頼の仕方(KPI設計、実行支援の組み込み、会議体、責任分界、研修や助成金活用まで)を、経営の現場でそのまま使える形に落とし込みます。相談で終わらせず、成果まで伴走するための“依頼の型”を手に入れてください。

目次

1. 「コンサルを入れても成果が出ない」はなぜ起きるのか

結論から言うと、成果が出ない最大の理由は「コンサルに依頼した瞬間に、経営が良くなる」と無意識に期待してしまう構造にあります。コンサルは万能の“代行業”ではなく、基本は「意思決定を速くし、打ち手を具体化し、実行を前に進めるための外部推進力」です。にもかかわらず、依頼の設計が曖昧だと、以下の状態に陥ります。

この5つは、個別に見えて実はつながっています。例えば、目的が曖昧だとKPIも曖昧になり、会議体も機能せず、結局「報告会」で終わる。だからこそ本記事は、原因を“切り分けた上で”依頼の仕方を型にします。なお、「なぜ外部支援が結果につながらないのか」を別角度で整理した記事も参考になります。コンサルが成果を出せない典型パターンはこちら(https://trustep-japan.co.jp/consulting-no-result-reason/)

2. 原因① 目的が曖昧:課題ではなく“症状”に依頼している

最初の落とし穴は、依頼が「症状ベース」になっていることです。
例:

これらは“症状”であり、真因(根っこ)が別にあるケースが多いです。売上低下の原因が、営業力ではなく「商品構成の粗利が悪化」「既存顧客の離脱」「見積もりの勝ち筋がない」「提案書が属人化」かもしれません。採用がうまくいかないのも、媒体ではなく「要件定義が曖昧」「現場受け入れ体制がない」「評価制度が不透明」などが真因になり得ます。

症状→原因→打ち手の順に分解する

成果を出すための依頼は、最低限この順序を踏みます。

ここで重要なのは、原因が1つではないことを前提にすること。経営は複合要因で動きます。だからこそ、依頼時点で「何を明らかにするか」を決めておくとブレません。おすすめは、初月で“現状整理→課題特定”を必須成果物にすることです。たとえば経営顧問の進め方(現状整理〜実行支援)を具体的にイメージしたい場合は、こちらも参考になります。経営顧問で成長を加速する考え方はこちら(https://trustep-japan.co.jp/ibaraki-management-advisor-growth/)

3. 原因② 数値の設計不足:KPIがない/定義がズレている

「頑張っている感」はあるのに成果が出ない案件の多くは、数値設計が弱いです。
よくある失敗は次の3つ。

数字は、現場を縛るためではなく「意思決定を速くするため」にあります。KPIがないと、議論は感想戦になり、結局“次回までの宿題”が曖昧になります。

売上・粗利・固定費・稼働で見る「改善の地図」

中小企業の改善は、まずこの4つで地図を作ると失敗しづらいです。

ポイントは「売上だけ追わない」こと。売上が伸びても粗利が薄ければ資金が残りません。逆に、粗利と稼働改善で利益が出れば、売上が横ばいでも経営は安定します。依頼時には、最低でも以下を合意しておくと現場が動きます。

4. 原因③ 実行体制がない:会議体・役割・意思決定が止まっている

成果が出るかどうかは、提案の質より「実行体制」で決まります。体制がないと、どんな良い提案も未実装で終わります。特に詰まりやすいのはここです。

週次・月次の会議体テンプレ

おすすめの最小構成は「週次=実行」「月次=経営判断」です。

ここに外部支援を入れる意味は「議論を前に進め、止まっている意思決定を動かす」ことです。経営顧問・社外役員的な立ち位置で“実行支援まで”踏み込むスタイルを検討している場合は、こちらが具体像を掴みやすいです。社外の推進力で実行を進める考え方はこちら(https://trustep-japan.co.jp/management-advisor-outside-director-execution-support/)

5. 原因④ 契約と期待値がズレている:提案型で終わる/伴走がない

依頼側が見落としがちなのが、契約設計です。
「成果を出したい」と言いながら、契約は“資料納品(提案型)”になっている。すると当然、実行は自社の持ち出しになり、忙しさに負けて止まります。

よくある期待値のズレはこの3つです。

このズレを放置すると、関係は悪化し「コンサルは役に立たない」という結論になりやすいです。

「成果」を契約に織り込む考え方

成果は、魔法のように保証できるものではありません。一方で“成果に向かうプロセス”は契約に織り込めます。たとえば、次のように合意すると現実的です。

加えて、役割分担(RACI)を明確にします。

外部の立ち位置(コンサル/顧問/社外役員)で何が変わるかは、先に整理しておくとミスマッチが減ります。違いの比較はこちら(https://trustep-japan.co.jp/management-advisor-consultant-outside-director/)

6. 原因⑤ 現場に落ちない:管理職のマネジメントと運用ルールが弱い

最後の原因は、最も現場的です。提案や施策が「運用されない」問題。これは現場の能力不足というより、仕組み不足で起きます。

つまり、マネジメントと運用設計が弱いと、改善は定着しません。

マネジメント研修とAI研修で“定着”を作る

ここで効くのが、管理職向けのマネジメント研修と、生成AIを含むAI研修の組み合わせです。研修は“知識提供”で終わると意味がありません。重要なのは、会議体・KPI・運用ルールと接続させることです。

「研修をやったのに現場が変わらない」典型原因を知っておくと、設計が一段ラクになります。研修が失敗する理由はこちら(https://trustep-japan.co.jp/ibaraki-management-training-failure-reasons/)
また、経営顧問とAI研修を一体で設計する発想も有効です。経営×AI研修の組み立て例はこちら(https://trustep-japan.co.jp/ibaraki-management-advisor-ai-training/)

7. 結果を出す依頼の仕方:5ステップ実務フレーム

ここからが本題です。「成果が出ない」を防ぐ依頼の仕方を、5ステップで具体化します。ポイントは、依頼時点で“実行までの道筋”を設計してしまうことです。

このフレームで依頼すると、コンサルが「提案して終わり」になりにくく、依頼側も“やるべきこと”が明確になります。

依頼前に用意すべき資料チェックリスト

完璧でなくてOKですが、あると初速が上がります。

そして何より、経営者が「何を変える覚悟があるか」を一度言語化してください。外部支援は“正解を当てる”より、“変化を起こす”ために入れるものだからです。

8. 外部の力を成果に変える:経営顧問×研修×助成金活用の設計

成果を出す企業は、外部支援を単発で入れません。
「経営顧問(現状整理→課題特定→数値改善→会議体→実行支援)」を軸にし、必要に応じて「マネジメント研修」「AI研修」を組み合わせ、さらに「助成金活用」で費用負担を圧縮します。これが、再現性の高い設計です。

「顧問・研修・コンサルをどう組み合わせるか」の全体像を掴みたい場合は、こちらも参考になります。伴走型支援の全体像はこちら(https://trustep-japan.co.jp/ibaraki-sme-consulting-training/)

研修費用を圧縮する進め方と注意点

研修は費用がかかる一方、助成金等を活用できる可能性があります。重要なのは“順番”と“証憑(エビデンス)”です。

※制度要件や最新情報は公的機関の公式発表をご確認ください。
助成金活用を前提に研修設計したい場合の考え方はこちら(https://trustep-japan.co.jp/ibaraki-sme-management-training-subsidy/)

9. 失敗しないコンサル選定:見極め質問10個と赤信号サイン

最後に、依頼先の選び方です。相性もありますが、最低限ここを押さえると「成果が出ない」確率が下がります。

見極め質問10個

赤信号サイン(要注意)

「どんな支援形態が自社に合うか」を整理した上で選ぶと、ミスマッチが減ります。特に、顧問・コンサル・社外役員の違いを理解しておくのは効果的です(https://trustep-japan.co.jp/management-advisor-consultant-outside-director/)。また、成果が出ない構造を先に潰しておくことも重要です(https://trustep-japan.co.jp/consulting-no-result-reason/)。


よくある質問(FAQ)

Q1. コンサルに依頼すれば、成果は保証されますか?
A. 売上や利益などの“結果”は市場や実行状況にも左右されるため、一般に保証は難しいです。ただし、現状整理→課題特定→KPI設計→会議体運用→実行支援という「成果に向かうプロセス」は設計できます。契約前に、どこまで伴走するかを合意してください。

Q2. どれくらいの期間で変化が出ますか?
A. 体制と数値の整備ができると、早ければ1〜3ヶ月で「意思決定の速度」「会議の質」「優先順位」が変わり、数字にも兆しが出ます。売上などは施策によってタイムラグがあるため、まず粗利・稼働など動かしやすい指標から改善するのが現実的です。

Q3. 依頼側は何を準備すべきですか?
A. 完璧な資料より、直近の売上・粗利・固定費の概算、組織図、主要業務フロー、詰まりのメモがあると初速が上がります。加えて、経営者が「何を変える覚悟があるか」を言語化しておくと、実行が止まりにくいです。

Q4. コンサルと経営顧問は何が違いますか?
A. 一般にコンサルは課題解決の提案・助言が中心になりやすく、経営顧問は会議体や意思決定に入り込み“実行を前に進める”支援になりやすい傾向があります。自社に必要なのが提案か、伴走かで選び方が変わります(https://trustep-japan.co.jp/management-advisor-outside-director-execution-support/)。

Q5. 現場が忙しくて、実行が回りません。どうすれば?
A. 施策を増やすより、優先順位を絞り、週次会議でToDoと期限を固定してください。加えて、稼働(時間の使い方)を見える化し、やめる業務を決めるのが先です。管理職の進捗管理・権限移譲が弱い場合は、マネジメント研修で“運用の型”を入れると改善が早まります。

Q6. AI研修は本当に効果がありますか?
A. 効果はありますが、「使いどころ」「社内ルール」「定着運用」がセットでないと形骸化します。議事録、提案書のたたき台、問い合わせ対応、分析補助など、業務に直結する用途から始め、テンプレと運用担当を置くのがコツです(https://trustep-japan.co.jp/ibaraki-management-advisor-ai-training/)。

Q7. 研修で助成金を使いたいのですが、何に注意すべき?
A. 計画→実施→証憑/報告の順番、申請タイミング、対象要件の確認が重要です。制度は変更されるため、最新情報は必ず公式発表を確認しつつ進めてください(https://trustep-japan.co.jp/ibaraki-sme-management-training-subsidy/)。


まとめ:要点3つ+次アクション

次アクションはシンプルです。
まず「今の症状」を3つ書き出し、次に「数字(売上・粗利・固定費・稼働)のどれが原因に近いか」を当てにいき、最後に「週次で回す会議体(ToDo・担当・期限)」を作ってください。ここまでできると、外部支援を入れたときに成果が出る確率が一気に上がります。

ご相談はこちら:2パターンの文章を連続で掲載

パターンA(経営顧問・伴走型)
「コンサルを入れたのに成果が出ない」を、次は繰り返したくない方へ。現状整理→課題特定→数値(売上/粗利/固定費/稼働)の改善→会議体→実行支援まで、相談で終わらず成果に向けて伴走します。まずは貴社の状況を伺い、どこから着手すべきかを整理します。経営顧問の進め方の全体像はこちら(https://trustep-japan.co.jp/ibaraki-management-advisor-growth/)

パターンB(研修・AI・助成金活用まで含めて設計)
管理職の動き方が変わらず施策が定着しない、AIを入れても使われない――そんな場合は、経営の会議体とKPIに接続した「マネジメント研修」「AI研修」を組み合わせると改善が加速します。研修費用を圧縮できる可能性も含め、計画から運用まで一緒に設計します。研修と助成金活用の考え方はこちら(https://trustep-japan.co.jp/ibaraki-sme-management-training-subsidy/)

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