・どちらが得かは、紹介する商材が売り切りか月額かで決まります。率だけでは比べられません。
・一時金型は金額が確定しますが、紹介したあと関心が切れます。継続型は止まれば止まりますが、長く残ります。
・継続型で確かめるべきは、いつまで続くか、途中で打ち切られないか、紹介者の記録が残るかの3点です。
・率が高くても、解約が早ければ受け取り総額は小さくなります。続く商材かどうかのほうが効きます。
・どちらの形でも、取り決めは必ず書面にしてください。口約束は、担当者が変わった時点で消えます。
1. 率だけを比べると、判断を誤る
代理店の話を複数受けていると、つい率で比べたくなります。こちらは成約時に大きめの一時金、あちらは毎月の継続。数字の大きいほうが得に見えます。
けれど、紹介料の総額を決めるのは率だけではありません。紹介先が何ヶ月使い続けるか、紹介がどのくらいの頻度で発生するか、そして受け取りが本当に続くか。この3つのほうが効きます。
率の高い一時金型でも、月に1件も紹介が起きなければ収入はゼロです。率が控えめな継続型でも、紹介先が3年使い続ければ積み上がります。比べるべきは率ではなく、積み上がり方です。
- 率が高くても、紹介の頻度が低ければ総額は伸びない
- 率が控えめでも、長く続けば積み上がる
- 解約されやすい商材は、継続型でも伸びない
- 一時金型は、紹介が途切れた月の収入がゼロになる
- どちらも、紹介先が契約しなければ受け取りはない
2. 商材が売り切りか、月額か
紹介料の形は、たいてい商材の売り方に合わせて決まります。ここが合っていない取り決めは、どこかで破綻します。
売り切りの商材、たとえば機器の販売や一括の受託開発であれば、紹介料も一時金型になります。提供する側に継続収入がないため、継続して払う原資がありません。
月額の商材であれば、継続型が自然です。提供する側も毎月受け取っているので、紹介した方にも毎月払う形が成り立ちます。ここで一時金型を選ぶと、提供する側は初月に大きく払うことになり、無理が出ます。
紹介の話を受けたとき、まず商材の売り方を確かめてください。月額の商材なのに一時金型だけを提示されている場合、なぜその形なのかを聞いておく価値があります。
- 売り切りの商材 → 一時金型が自然
- 月額の商材 → 継続型が自然
- 月額なのに一時金型のみ → 理由を確かめる
- 売り切りなのに継続型 → 原資がどこにあるか確かめる
- 商材の平均的な契約期間を聞いておく
3. 継続型で、確かめるべき5つ
継続型は「ずっと入る」と説明されることが多い形ですが、実際には条件がついていることがあります。契約の前に確かめておく点を挙げます。
いちばん重要なのは、いつまで続くかです。契約が続く限りなのか、12ヶ月で打ち切りなのか。ここが曖昧なまま始めると、1年後に揉めます。
次に、紹介者の記録がどう残るかです。誰からの紹介かを記録していない会社だと、担当者が変わったときに受け取りが止まります。書面で記録の方法を定めているかを確かめてください。
- いつまで続くか(契約が続く限りか、期間の上限があるか)
- 誰からの紹介かを、どう記録しているか
- 紹介先が契約内容を変えたとき、紹介料はどうなるか
- 支払いの時期と方法(翌月末か、年1回まとめてか)
- 取り決めを解除したあと、既存の紹介分の支払いは続くか
4. 紹介した後に関心が切れる問題
一時金型には、金額が確定する分かりやすさがあります。一方で、受け取ったあとその紹介先がどうなったかを知る理由がなくなります。
これは紹介した側にとって、見えないところで信用が減る形です。紹介先で問題が起きても気づかず、顧客から苦情が来て初めて知る。その時点では、間に入った意味が失われています。
継続型は、紹介先が使い続けている限り受け取りが続きます。裏を返せば、止まれば受け取りも止まるということです。紹介した側に「その後も気にかける」理由が残るため、長く付き合う相手を紹介するときには、この形のほうが関係を守ります。
- 一時金型は、受け取ったあと関心が切れやすい
- 継続型は、止まれば止まるので気にかける理由が残る
- 長く付き合う相手を紹介するなら、継続型のほうが安全
- どちらの形でも、紹介後の経過を知らせてもらえるか確かめる
- 問題が起きたときの窓口を、先に決めておく
5. 率を先に出さない会社をどう見るか
紹介の案内を見ていると、率を明記している会社と、面談で伝える会社があります。率が出ていないことを不誠実だと感じる方もいます。
率を出さない理由はいくつかあります。案件の規模で変わるため一律に書けない場合、紹介の形(紹介だけか、商談に同席するか)で変える場合、そして条件だけを見て比べられるのを避けたい場合です。
見極めたいのは、面談で明確な数字が出てくるかどうかです。面談でも「ケースバイケース」としか言わない、書面に落とさない、という会社は避けてください。逆に、面談で率・計算方法・支払い時期・いつまで続くかを書面で示す会社であれば、先に出していないこと自体は問題になりません。
- 面談で、率と計算方法が具体的に出てくるか
- 支払いの時期と方法が決まっているか
- いつまで続くかが書面に書かれるか
- その場で契約を求められないか
- 持ち帰って検討する時間をもらえるか
6. まとめ:続く商材を、長く紹介する
紹介料の形を選ぶとき、見るべきは率ではなく積み上がり方です。そして積み上がり方を決めるのは、紹介先がその商材を使い続けるかどうかです。
率の交渉より、商材が使われ続けるものかどうかを確かめるほうが、結果として受け取りは大きくなります。平均してどれくらい使われているかを聞いてみてください。答えられない会社なら、その時点で分かります。
当社のAIシステム開発は月額制です。紹介料も一時金ではなく、ご契約が続く間ずっと毎月お支払いします。率と計算の方法、支払いの時期、いつまで続くかは、お打ち合わせの場で書面にしてお示しします。オンラインで30分、費用はかかりません。
- 紹介料は、ご契約が続く間ずっと毎月お支払いします
- 率・計算方法・支払い時期は、書面で取り交わします
- 初期費用・加盟金・システム利用料はいただきません
- ノルマはありません。1件からで結構です
- 条件のご説明は30分・オンライン。その場でのお申し込みはお願いしません
よくある質問
紹介料はいつから、いつまで支払われますか。
ご紹介いただいたお客様が成約し、月額のお支払いが始まってからです。そのお客様とのご契約が続く間、毎月お支払いします。期間の上限は設けていません。支払いの時期と方法は、ご契約時の覚書で定めます。
紹介した先が解約したら、どうなりますか。
そのお客様分の紹介料のお支払いは終わります。継続型はこの形が前提です。なお当社は1ヶ月単位のご契約で、長期の縛りを設けていません。使い続けていただけるかどうかは、当社の仕事の質にかかっています。
誰からの紹介かは、どう記録されますか。
ご紹介いただいた時点で記録します。そのお客様については、ご契約が続く間、紹介料をお支払いします。当社の担当が変わっても記録は残り、途中でお支払いしない形に切り替えることはありません。この取り扱いは覚書に明記します。
率をページに書いていないのはなぜですか。
条件だけを見て比べられるより、まず何を紹介することになるのかを知っていただきたいためです。お打ち合わせの場で、率・計算方法・支払いの時期・いつまで続くかを書面にしてお示しします。その場でのお申し込みはお願いしませんので、持ち帰ってご検討いただけます。
取り決めをやめた場合、それまでの紹介分はどうなりますか。
この点は覚書で定めます。お打ち合わせの際に、解除したあとの扱いも含めてご説明します。後から揉める箇所なので、先に書面で決めておくことをおすすめしています。
